「おじちゃん」というのは、我が家の実家での祖父の呼び名。
小さい頃から「おじいちゃん」ではなく、ずっとそう呼んでいた。
その祖父が他界しました。
享年100歳。
明治の最後の年うまれで、大正、昭和、平成と生きてきたおじちゃん。
3ヶ月前までは、元気に家で大好きなご飯をもりもりと食べていました。
年末に骨折して入院。
最後の時が病院のベットの上だったのはちょっと残念だったけど
ほんとうにほんとうに大往生。
ありがとう。がいっぱいのお別れでした。
亡くなった日の夜には実家に戻った祖父。
近い人達が続々とお悔やみにいらしてくれました。
そして、次の日のお昼過ぎ、
髭を剃り、身体をキレイに拭いてもらい、
真っ白な着物に袖を通した祖父。
温かな日差しをあびている真っ白な棺。
沢山の人たちに見守られている祖父をみていると
「先日被災した人達がいるなかで… 」と
無事に葬儀をあげられることを心から感謝しました。
まわりの人達も同じような事を口にしてました。
きっとおじちゃんも
ありがたや、ありがたや、と言って手をあわせてる。
そんな様子が目に浮かぶ。
お経をあげてくれたお寺さんのお話の中にも
喪主をつとめた父の話の中にも
今回の大きな地震津波の被災者の方々への想いが詰まっていた。
いい葬儀でした。
100歳。
100年ってすごいなあ。
おじちゃん、よかったね。
おじちゃん、ありがとう。
今年はなかなか咲かなかった実家の紅梅も
昨日ようやく花開きました。
血が繋がって、家族が増えて、
これってとっても大事なこと。
そして、なんかとってもいいものだなあと改めて感じた日々でした。
myu