当たり前の事ですが、
器には外のかたちと内のかたちがあります。
内側は入れる物が直接触れる場所なので、
「おもて」と考えても良い程、大事な「かたち」のはずなのですが、
吹きガラスやバーナーブローで制作する場合、
外側はいくらでも触れるのですが、内側は触りにくい部分なのです。
なので、大抵は均一な厚みで作るようにして、
外側=内側になるようにして、内側もわかるように作ります。
では外側と内側が違う形を考えた場合。
ガラス種をつけたり、ガラスの厚みに変化をつけて
外側の形との兼ね合いで想像してつくったり。
上手い事、説明できませんが、早い話つくりづらいのです。
それでも内側の形を気にしてモノを作るのが最近はおもしろく、
底に思い切り厚みをつけたり、三つ足の器なんかも
内側がつるんとキレイになるんです。
僕の事なのでまた変わるとは思いますが、
今年は確実にそんなのが増えてる気がします。
ryu