明後日からのイベント「福時」ですが、
実は開催するか否か3月末まで結論を伸ばしていました。
震災直後の混乱が続いていては行くだけ邪魔になるし、
他にやるべきことがあるのではないかとも考えていました。
しかし、今や東京の混乱も少し落ちつき
人々が次の行動に出ている状況。
お花とお茶とモノづくりでゆったり福井時間のおもてなし。
こんなときだからこそやらないとと
メンバー一致で開催することになりました。
そして被災地のために何かと考えて、
期間中に開催するワークショップの参加料を
全額義援金に寄付することに致しました。
・「福時」ワークショプの詳細
⇒ http://sites.google.com/site/fukudoki/wakushoppu
当日受付のものもありますので、ご興味ある方は是非。
さて、明後日からの3日間。
沢山の方にゆったり福井時間を感じて頂ければと思います。
僕はこれから荷物満載の車で東京へ出発です。
ryu
明日出発の今日は大詰め日。
ギリギリ明日徐冷から上がるモノを
午前中で仕上げて窯入れ。
もうちょっと余裕のはずでしたが、予定がずれるのも良くあること。
それでも徹夜する程ギリギリなことはまずありません。
余裕を持ってスケジュール組んでいる、といえば聞こえはいいですが、
単に僕は小心者で、遅れたりするのが心配でしょうがないのです。
待ち合わせとか予約とかも、スゴく早めに着いてしまい、
どこかで時間をつぶすこともしばしば。
まあ困ることは無く、むしろ良いことが多いので
いつも心配しながらスケジュールを早めに組んでます。
そんなスケジュールも少し押しつつ、午後は展示の予行演習。
持っていく展示台をギャラリースペースに全部ならべて
仮展示をしました。
ギャラリーで個展するときは、こんなこと出来ませんが、
会場に行けない myu も一緒に展示作業ができるし
当日も時間がかからなくて済みます。
荷物の持っていきすぎも避けられますしね。
ちょっとの面倒で、いいコト尽くめ。
まあ最終的には会場いってから仕上げになります。
あと一息です。
ryu
明後日には東京へ出発です。
1週間ほど留守にするので
やっておかないといけない仕事が。。

myu の香水瓶ですが、最近栓を蓮の花のイメージに変えて
より凝ったつくりになりました。
この栓は彼女のリクエストどおりに僕が制作しています。
なので、留守の間の納品分をエナメル絵つけする前に
先に作り貯めないとなりません。

花びらパーツは1個につき12枚。
試作を繰り返してこの枚数に落ちつきました。
大きさも内から外にすこしづつ大きくなるように、
何となくサイズ違いを作って、上手いこと合わせます。
地味な作業の繰り返しですが、いっぱい並ぶと充実感を覚えます。
あくびもでますが。

円錐形を作ってそこに花びらを内側から溶着していきます。
花だけで完成させてから、本体と合わせた栓に溶着して完成です。
myu の作品のためのリクエストに答えることも僕の大事な仕事。
もちろん逆に myu に僕がリクエストする場合もあります。
こういう作り方ができるのも「えむに」の特徴ですね。
ryu

今度の週末 金、土、日 は南青山でイベントです。
・「福時」特設サイト ⇒ http://sites.google.com/site/fukudoki/
写真は昨年の展示の様子。
会場は広く、もともと多目的スペースなので雰囲気づくりが大変。
メンバーそれぞれで好きにしていますが、
僕は今年もこんな感じで考えてて
枠と板からなる什器を用意して持っていきます。
気持ちは「えむに」の移動展示。
正直ガラスよりこの台のほうが大荷物ですが、
雰囲気よくしたいのでやれることはやります。
他のメンバーとの兼ね合いもあって
全体的には、当日にならないとわかりませんが、
テーマの「福井時間」を少しでも感じてもらえるように
会場づくりできたらいいなと思います。
ryu
「てっぱん」。
いろいろ泣けたな。良かった。
テーマ曲「ひまわり」が、話しの中でからんできた時には
ぞわっとして、数日聞く度に泣きそうになったなあ。
サイトを見て他にもいろいろ振り返ってしみじみ。
「てっぱん」サイト⇒ http://www9.nhk.or.jp/teppan/index.html
そういえば朝ドラを全部通しで見たのは人生でこれが初めて。
昼はこれの前に飯を食い終わるようにして、終わったら仕事に戻る。
習慣になってました。
昼メニューにお好み焼きを食べるのもスゴく増えた。
ちまたでもそうみたいで、スーパーにお好みコーナーできたし、
以前は見かけなかった「お好み焼き用豚バラ肉」あるし。
スゴい影響力ですね。
ヒロインがガラス作家を目指して修行する日々の朝ドラ。
まあ、ないだろうねえ。
ryu
4月になりました。
子供たちも進級して、また一年始まる感じがします。
勤めていたときは人の出入りもあって気分も一新したものですが
今はその点はないですね。
それでも新しい取引も始まったりするので
気合い一新といったところです。
今年は比較的のんびりスケジュールなので
気にかかっている案件に
やっと取りかかれそうなのが嬉しい。
まずは来週の東京でのイベントに集中して
頑張ってモノづくりにはげみます。
ryu
お客様によく「どうやって色を着けるの?」と聞かれることがあります。
僕たちがメインで使うガラスは無色透明に調合されたガラスで
何もしないと無色透明なものばかり出来上がります。
色を着けるときは、その無色透明なガラスに
色ガラスをつけたり、まぶしたり、被せたりしています。
色ガラスはどうやって?となると
基本的には金属酸化物を透明なガラス原料に混ぜて作るそうですが、
ほとんどのガラス作家は色ガラスを作ってる会社から買います。
絵を描くのに絵の具を買うようなものですね。
この色ガラスも大きくわけると、かたまり、粉、ザラメの3種類。
粉とザラメにはそれぞれ細かさがあったりして
1色でもいろいろな状態があります。
色ガラスの会社もたくさんあるので、(主に外国ですが)
色を買うときは、どの会社のどの色のこんな状態
というように選んで買います。
色ガラスをどんな風に使うかによって、
同じ色でも雰囲気が違ってくるので、
いろいろな装飾ができるわけですね。
ryu
「おじちゃん」というのは、我が家の実家での祖父の呼び名。
小さい頃から「おじいちゃん」ではなく、ずっとそう呼んでいた。
その祖父が他界しました。
享年100歳。
明治の最後の年うまれで、大正、昭和、平成と生きてきたおじちゃん。
3ヶ月前までは、元気に家で大好きなご飯をもりもりと食べていました。
年末に骨折して入院。
最後の時が病院のベットの上だったのはちょっと残念だったけど
ほんとうにほんとうに大往生。
ありがとう。がいっぱいのお別れでした。
亡くなった日の夜には実家に戻った祖父。
近い人達が続々とお悔やみにいらしてくれました。
そして、次の日のお昼過ぎ、
髭を剃り、身体をキレイに拭いてもらい、
真っ白な着物に袖を通した祖父。
温かな日差しをあびている真っ白な棺。
沢山の人たちに見守られている祖父をみていると
「先日被災した人達がいるなかで… 」と
無事に葬儀をあげられることを心から感謝しました。
まわりの人達も同じような事を口にしてました。
きっとおじちゃんも
ありがたや、ありがたや、と言って手をあわせてる。
そんな様子が目に浮かぶ。
お経をあげてくれたお寺さんのお話の中にも
喪主をつとめた父の話の中にも
今回の大きな地震津波の被災者の方々への想いが詰まっていた。
いい葬儀でした。
100歳。
100年ってすごいなあ。
おじちゃん、よかったね。
おじちゃん、ありがとう。
今年はなかなか咲かなかった実家の紅梅も
昨日ようやく花開きました。
血が繋がって、家族が増えて、
これってとっても大事なこと。
そして、なんかとってもいいものだなあと改めて感じた日々でした。
myu

日中は少し暖かい日も増えて来ましたが
まだまだぶるっとする時間が多くて、
あったかいものが食べたくなります。
myu の野菜スープは子供達にも人気の一品。
サツマイモが入っているのがポイントです。
優しい野菜の甘さが、とっても美味しくてほんわり。
耐熱ガラスのスープボウルに入れて食すと、またいい感じです。
グラタンにも良かったけど、透明なスープにも似合います。
そろそろ寒いのも飽きてきて早く暖かくなって欲しいですが、
このスープはもう少し食べたいなあ。
ryu

4月8日(金)〜10(日)の3日間、
東京は南青山にある「ふくい南青山291」にて
福井のモノづくり仲間と合同でイベントを開催します。
昨年に引きつづき2回目で、今回は
松井勝彦さん(陶)、長田和也さん(和紙)、
山岸厚夫さん(漆)、glass atelier えむに(ガラス)に
福井で生まれ育った文房流のお花、お茶をコラボレーション。
作り手がそれぞれのブースで作品を展示、販売いたします。
加えてそれぞれが小さなワークショップも企画しています。
詳しい情報は福時特設サイトをご覧下さい。
・「福時」特設サイト ⇒ http://sites.google.com/site/fukudoki/
お越しいただいた方には文房流の煎茶を無料でお楽しみ頂きつつ、
丁寧に作られているモノに触れて頂き、
福井のゆったりとした時間「福井時間」を
いろんな方と共有したいという思いで企画しました。
3日間と短い期間ですが、期間中は僕が常駐しています。
お近くにお越しの際にはお立ち寄り頂けたら幸いです。
ryu