ガラス熔解炉用の煙突つきました


「吹きガラス」の設備導入を思い立ち、
中古のガラスの溶解炉(ガラスを溶かす窯ですね)をいきおいで購入したのが5年前。
いいかげんそろそろ動かそうと、今春からの稼働を目指し、
時間つくっては少しづつ手を入れてました。

でもまあ何せ中古品。いざやろうとすると問題もでてくるわけです。

まずは溶解炉の命でもある火を焚く「バーナー」。
もともと中古の上に、パーツがバラバラの状態で5年も放置したから、
実際動くのか?設備屋さんも組んでみないとわからないとのこと。。

ガラス仲間に色々聞いたり、悩んだりしたけど、
こんなとこで博打うちたくなかったんで
結局使いやすい別のメーカーの新品を購入。

こういう時は「いきおい」でいっちゃうわけです。

そうしたら、廃棄するバーナーが排熱利用するタイプで、
ようするに「煙突」もバーナーの一部。
て、ことは、当然作り替えないとならなくなりまして。。

あら、手間増えたと。(こんなのの繰り返しだな)

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5年前の設置写真。
右側の筒がもういらない煙突部分。

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撤去した後。
重いうえに断熱材びっちり。二人掛かりでなんとかしました。

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撤去後の新しく作る煙突図面。
耐火断熱レンガと耐火セメントで作ります。
スペースあったので、パイプウォーマーも組み込みます。

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レンガ積み。
上にいく程慣れてきて楽しくなる。

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こんな感じで積み上がり。

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補強の為の鋼材をガラス仲間の「いっちゃん」にお願いして作ってもらった。
何かと手伝ってもらっていて、頼りになる仲間なのです。

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レンガの煙突と外に出すステンレス煙突をどうやってつなごうかと考えていたら、
ふと目にとまったこれ。
もともと農作業小屋だった時からあった、お米を乾燥する時に貯めておく所らしい。
小屋に据え付けだったからそのままにしてましたが、ちょうど良さそうな形。
切って使う事にしました。

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切ったパーツを煙突につけて、壁までステンレス煙突でつないで、
塗装したら内部は出来上がり。

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んで、外です。
隣が自宅なので、煙突出口は出来るだけ遠ざけたい。
けれど、横にのばすのも限界があるので、出来るだけ上に。

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僕ね、遊園地で一番怖い乗り物は観覧車なんです。
腰引けてますが、なんとか作業出来ました。

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最終的には屋根に上って、煙突トップを針金で固定。
そして外も出来上がり〜。

この日は冬の北陸とは思えないほどのいい天気。
事故も無く良かった良かった。
ふだんの行いが良かったという事で。

さて、先が見えては来ましたが、
手を入れる所や、作る設備がまだあります。
それでも3月初旬には火を入れる気持ちで頑張っております。

とても長くなりましたが、久しぶりの ryu の投稿でした。

ryu

 

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