昨日のブログにも書いたように、今日から吹きガラス作業再開です。
新しい溶解ポットの中でキレイに溶けたガラス、さて初日は何を吹こうか。と思いつつ
次回の個展に向けて用意していた「模様のグラール玉」早速吹きました。
以前の吹き作業でつくっておいた、小さな卵のようなカタチに吹いたガラス玉の表面に、
高温エナメル(白色)を塗り、乾いた状態で、模様を削り彫ったものです。
電気炉の中で500度付近までゆっくり温めてから、作業に入ります。
吹きガラスの竿の先端に少しガラスを用意して
適度な温度で、グラール玉をピックアップ。
エナメルをしっかり焼き付けた後、
その玉の上に、1200度で溶けている水飴状のガラスを巻き取ってきます。
少しタイミングを間違うと、エナメルが消えてしまって模様が薄く見えなくなってしまったり、模様がずれてしまったり、といろいろリスクの高い作業なので、慎重に。。
何時間もかけて模様を彫った小さな玉をしっかり仕上げられるようドキドキの時間です。
道具を使い、カタチを整えながら吹いていきます。
温め直す窯の中で、模様がくるくる回っている様子を見れると、少しホッとします。
吹き終わって、底になる部分をつくったら、竿を入れ替えます。
温め直して、次は口元の仕上げ。
この時も模様がなるべくねじれないように気を遣いつつ。。
このグラール玉は、小さな一輪挿しに仕上げました。
仕上がったモノは徐冷炉(電気炉)に入れ、一晩ゆっくり時間をかけて常温まで冷まします。なので、出来上がったモノに直接触れられるのは明日になります。
さあ、どんな風になったかな。仕上がりが楽しみです。
myu