
明日の来客に向けてギャラリーの掃除をしていると、ふと気づく。
これ、私が母になる前につくった作品なので
少なくても5年以上前のモノ。
蓮の花が大好きだった私は、そのイメージで1枚1枚の花びらをつくり、
それを組み上げてこの花は出来上がりました。
いまでもお気に入りの作品。
それ以来、エナメルを削る模様のなかに、蓮を描く事も多い。
この時、どうしてもこだわりたかった花びらの先端。
ガラスに銅線を挟み込んで焼成したんですが、それが上に伸びていく。
これをどうしてもやりたかった。
蓮の花にはこんなのない、でもこの伸びてる線が大事だった。
そして。
掃除をしていて目についたのが、先日、四角の花挿しに挿した彼岸花。

ああ、似てる。
っていうか、一緒だね。
そうか、あなたも当時の私の脳みそに深く映り込んでいたんだね、って
数年たった今になって気づいたことでした。
昨日から金木犀の甘い香りに包まれている我が家の庭。
毎年、同じように季節が巡り、同じように秋がやってきているのに
日々はやっぱりその時にしかない楽しみを運んできてくれるものですね。
小さなちいさな発見でした。
myu
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今日は吹きガラス制作日
前回の作業で引いてあったレース棒を使って
綾のグラスをつくりました。

綾のグラスをご覧頂く方から時折、
このモヨウ描いてるの?と聞かれることがありますが
こんなふうにつくってます。

前回作ったレース棒を切りそろえて熱した鉄板の上に並べます。
この場合は18本。
鉄板ごと焼くと棒どうしがくっついて板になり、
それを吹き棹でくるっと筒になるように巻き取ります。

板の両端をくっつけて筒になりました。

筒の先端を閉じて、焼いて馴染ませていきます。

なじんだら息を入れてふくらませます。
玉が吹き上がりました。

ここから形をかえて綾のグラスになります。
ふう。
手間かかりますけど、つくる工程はいちいち緊張感あって楽しいんです。
このシリーズもっとふやそうかなあ。
ryu
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気持ちの良い気候ですね。
一日中窓辺でボーッとしていたい衝動に駆られます。
彼岸花、我が家の庭にも咲きました。
来客の予定がありましたので、四角の花挿しに。
この花器は本当に使いやすくて色々合わせやすい。
僕はえむにのなかで一番好きかもしれない。
秋の気配がすこしづつやって来ます。
なんか寂しい気持ちになりますねえ。
ryu
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一見きれいに見えますコレ、実はいらない部分です。
バーナーワークで色ガラスを使ってうつわを作るとき、
どうしても両端に色が少し残ってしまう、その部分なのです。
この工房をはじめたとき、
どうしても出てしまう残り物について考えました。
透明なものは沢山たまったら
いつか溶解炉で融かしてみようと思い、全部とっておく事にしました。
未だ100キロにも満たないので、まだまだためてます。
んで、色ガラスはどうしたものかと考え、
リメイクしよう。ってことで、小さな一輪挿しにしています。

こんなんです。
なにせ残り物ですから、色も形もばらばらばら。
そしてこれらは、「えむにギャラリー」でお買い物して頂いた方で、
残り物で…云々。と説明して、貰って頂ける方に差し上げています。
おまけみたいなものですね。
さて毎年恒例の自宅ギャラリー展「えむにてん」にむけて
おまけも沢山作っておかないと。
あ、「えむにてん」今年は10月15日〜23日です。
ちゃんとしたお知らせは、また後日。
どうぞ宜しくお願い致します。
ryu
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さても休日。
仕事はお休みですが、徐冷炉から上がって来たものをチェック。
「台湾茶をたのしむうつわ展」にむけて茶壺をつくりました。
もちろん耐熱ガラス製で、普段作らない小振りなサイズ。
普段作っているサイズは色を使うにはちょっと大きいのですが、
このサイズだとちょうど良く色ものりました。
半透明ですので、お茶が入っても面白いんでは無いかと。
台湾茶器はお初で、他にもいろいろと
容量と用途はお知らせ頂いているのですが、
完全に手探り状態。
場面を想像?妄想?しながら作り上げていく行為はすごく刺激的ですが、
出来上がりに納得いかないものもあって、時にへこみます。
まだまだだなあ。
ryu
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今日もいいお天気でした。
週末の休みは子供につき合う事が多くて、お出かけが増えます。
まあでも、この時期ぐらい毎週おでかけもいいなあ。
気持ち良い気候ですもの。
彼岸花お出かけ先で見つけました。
本当にお彼岸の頃に咲きますねえ。
真っ赤な花が突然咲き出すのは毎年驚かされます。
こういった自然のサインに気づける環境っていいし、
それを見つけて暮らしていきたいなあとつくづく思います。
やっぱり忙しくても外に出ないとなあ。
ryu
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台風一過。お天気良し。
家族で金津創作の森へ「三沢厚彦アニマルズ2011」を見に行きました。
・金津創作の森イベント詳細ページ
⇒http://sosaku.jp/event/2011/animals/
最初はくまがお出迎え。とぼけたやつの割に存在感が凄いです。

建物入り口までの通路の上の方にヒョウの姿。
昼の月をバックにりりしく座っておりました。かっちょいい。
ここで娘たちもテンションが上がって来ます。

中の展示作品は当然写真に撮れる訳もありませんが、
唯一、記念撮影用にでっかいグリズリーが
1階廊下の突き当たりに堂々と立っておりました。

娘たちは遠くで見る分には興奮してましたが
あまりにもドーンって感じで、怖くて側まで近づけず!
かわりに子供らが僕らの記念写真を撮ってました。
他の作品も展示空間を含めて凄く良くて、
メインの展示室3部屋を行ったり来たりしてしまった。
あと2日で終わってしまいます。
もっと早く行っとけって感じです。
近いだけにそうなりがち。。
ryu
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今日は台湾茶用の急須を作っていました。
煎茶なんかにも使えそうな小振りのものです。
ちょうど注ぎ口を作る場面を見ていた myu が
「見事なもんだね〜」
「んじゃ次の作る時、携帯で動画撮ってみてよ」
なんて話になりまして。
注ぎ口を作るところだけですが、
YouTube にアップしました↓。
熱いガラスの種を本体につけて、息を吹き入れながら
ぐーっと引っ張ってチューブ状にしています。
多分、他にも作り方はあると思いますが、
僕は一発勝負のこれしか出来ません。
その時の緊張感がたまらない。
この後にジョイント部分をなじませ、
注ぎ口の先端を開けて仕上げていきます。
ちなみに、試して切れ味悪かった場合は
後から先端だけいじったりします。
そういう所はバーナーワークならではの作り方です。
一発勝負とやり直しオッケー部分、両方あって出来上がります。
ryu
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今日はじっくりとサンプルづくり。
ここ数日はバーナー作品の高台付きの器を考えてます。
吹きガラスだと、塊を後付けしたり、
底にガラスをためたりして、よく作るのですが、
僕のバーナーものにはほとんどありません。
でも耐熱ガラスの器で熱いものを入れて使う場合、
中身が熱くても高台があると
底に手をそえられるので持ちやすいんですよね。
なので10月の「台湾茶をたのしむうつわ展」に向け、
熱いお茶仕様に色々な高台付きの器を制作中。
・「台湾茶をたのしむ器展」の詳細ページ
⇒https://emuni.jp/news/1110_kenshin.html

塊の高台。つけると重さも加わるから小さいものに合います。

写真わかりづらいですが、底を厚くして高台にしたもの。
この形は以前から作っているけど、絵付けを新たにしようかと。

そして陶器とかでもよく見かけるような高台。
湯のみ以上のサイズだと使うにも作るにも
この形がいい気がしてます。

最後の高台は、お椀の蓋の持つとこ(上の写真ね)を
作ろうとして作り方を思いついたんですが、
最初はなかなか上手く出来なくて。。
作り方を確立してしまえば、なんて事無いものだけど
そこまでが一苦労。
その苦労がまた楽しいんですけどね。
そんなこんなでバーナー作品の高台付き器が増えそうです。
ryu
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今日は下の娘の3回目の誕生日。
生まれた日の事を思い出します。
陣痛に苦しむ myu を車に乗せて夜中の高速を、
すごくどきどきしながら運転しました。
助産所についてからは30分でオギャー。
立ち会って、産まれたばかりの娘を手渡されて myu のお腹に取り上げ、へその緒切って、産湯にいれて。。
感動の連続だったなあ。
そんな娘も「イチゴのケーキがいい」なんて、
ちゃんと意思を持って話が出来るように。
元気に成長しててありがたい事ですが、
僕の分のスポンジの間のイチゴまで全部ねだられては。。
クリーム付きスポンジで父ちゃん胸やけ。
ryu
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