展示会をすると初めてお越し頂いたお客様に
「何人でやっているの?」と尋ねられる事があります。
「妻と二人です」
「えーっ!。5人ぐらいのグループかと。。」
それぐらい色々なモノが並んでいるということだと思います。
僕と妻とが別々に作るもの、一緒に作るものとで
最低でも3人分。
そして、技術的なことで吹きガラスとバーナーワークの
ちょっとした雰囲気の違い。
まあ5人に見えてもおかしくはないのでしょうね。
それ以外にも理由はあって、
展示会をする度にお越し頂くお客様がいらっしゃるとして、
そのお客様にも「えむに」の展示を楽しんで頂くためには、
毎回何か新しいモノを出していくべきだと考えているからです。
だから、展示会の度に必ず新しいモノを数点出品します。
しかも「続き」ではない、「新作」も多くあったりします。
そして1〜2ヶ月に1回のペースで8年も続ければ、
どんだけのレパートリーになることか。。
多くて当たり前のことですね。
「続き」を作り続けて得られる美や、
それを見続ける楽しみも勿論あります。
でも僕らは毎回新しい楽しさを見つけて頂きたいと考えて、
「新作」の様々なガラスを作り続けています。
無くなるものもあり、残るものもあり。
それでも新しいものは作り続けていくので、
これからも増えていくのだろうと思います。
ryu
当たり前の事ですが、
器には外のかたちと内のかたちがあります。
内側は入れる物が直接触れる場所なので、
「おもて」と考えても良い程、大事な「かたち」のはずなのですが、
吹きガラスやバーナーブローで制作する場合、
外側はいくらでも触れるのですが、内側は触りにくい部分なのです。
なので、大抵は均一な厚みで作るようにして、
外側=内側になるようにして、内側もわかるように作ります。
では外側と内側が違う形を考えた場合。
ガラス種をつけたり、ガラスの厚みに変化をつけて
外側の形との兼ね合いで想像してつくったり。
上手い事、説明できませんが、早い話つくりづらいのです。
それでも内側の形を気にしてモノを作るのが最近はおもしろく、
底に思い切り厚みをつけたり、三つ足の器なんかも
内側がつるんとキレイになるんです。
僕の事なのでまた変わるとは思いますが、
今年は確実にそんなのが増えてる気がします。
ryu

新玉ねぎが美味しいですね。
我が家も新玉たっぷり敷いて揚げ物甘酢かけ。
美味しくて食べすぎました。
盛りつけはえむに定番の「線モヨウの皿」大皿タイプ。
もうちょい緑モノも欲しかったところですが、
放射状に入った白い線モヨウが、
茶色っぽい盛りつけにも負けない存在感もあり、
料理もどーんって引き立たせてくれているようで、
なかなか良い感じです。
でもこのお皿、中央がくぼんで全体的に深めのシェイプ。
甘酢のタレが真ん中に集まってしまいます。
結果、その辺りを掘り起こすようにしては、
新玉スライスと揚げ物をからめて食べてました。
キレイな盛りつけは初めだけで、あとは皆でわいわい、ぱくぱく。
大きなお皿にドーンと盛りは、楽しい食卓になりますね。
ryu

子供につき合ってお菓子コーナーに行くと
懐かしいのや見たことないお菓子に出逢えて結構楽しくて、
たいていは自分も何か買ってしまいます。
そんで見つけた、あのキャラメル。
いつの間にか種類が増えてました。
知らなかったなあ。
「オリジナル」はやっぱし美味いなあって感じ、
「いちご」はふんふんわかるって感じ、
そんで「あずき」。こりゃスゴい。
子供を差し置いて止まらなくなりました。
あずきの風味と甘さのバランスがちょうど良く
次から次へと口に放り込んでしまう衝動にかられます。
売り場を良く見ると「あずき」だけ少なかったり、
やっぱり人気がありそうです。
ちなみに「黒糖」もあって食べましたが、
「あずき」にはかないませんでした。
懐かしいお菓子も進化すると、また新しい出逢いになるのですね。
ryu
吹きガラスで「大きい」皿とか鉢を作るとき
焼き戻しの窯の口径が決まっているので
自然、大きさの限度も決まってきます。
今使っている工房の設備で僕が一人で作るときの限度が、
通い箱にしている、この黄色い箱にちょうど納まるサイズになります。
いや、なってしまうが正しいのですが。

これより大きいものが必要になったら、お手伝いを頼んで、
もっと大きい設備のあるところに行かないとなりませんが
今のところは事足りてるし、体力的にもこれぐらいまででしょうね。
それでも、ちょうどよく通い箱にあってしまうあたりが
我ながらおもしろいものです。
上手いこと出来てるな自分。
ryu
僕は吹きガラスでもバーナーでも銀箔を使う事があります。
(正確には銀上澄という箔にする前の厚めのものです)
吹きガラスだと表面に熔着して模様を彫りこんだり、
バーナーだと色作ったり、色着けたり。
元は20センチ角ほどもあるものを
使うものにあわせてハサミで切って使います。
ところが切るときにちょいと気をつかわないと
薄いのでハサミにくっついたり余計なところちぎれたり。。
あんまり好きな作業ではなかったです。
ところがいいの見つけました。
サークルカッター。
円い刃が転がって切る仕組みのもので、
定規に沿ってすーっとするだけで、
気を使わなくてもキレイに銀箔カット。

嫌だった作業が道具一つで楽しくなりました。
でもかなり切れる刃で指先にちょっと触れただけで、
血判押せるぐらいの出血の切り傷に。
まあ、カットバン一枚で事足りますが、
気をつけないといけませんね。
ryu

ちょうど1週間まえになります。
ryuとふたりで福井の桜を見に行きました。
ここ数年行けてなかったのですが、
今年はどうしても会いたかった足羽山のしだれ桜。
やはり美しい。

見事に咲き誇っていました。
樹齢は100年以上。様々な歴史をみてきた桜なんですね。

今年は例年以上に桜がきれいに感じました。
切ないくらいの美しさだなあと改めて。

足羽山を降りて、足羽川堤防へ。
2キロ続く桜並木。
立派な幹が並んでいます。

また来年もきれいな桜を楽しめますように。
myu

暖かい日があったり、また冬を思いかえすような寒さの日があったり
それでも日を追うごとに春が訪れていますね。
うちの庭にもスイセンが咲き乱れています。
自分達が植えたわけではないので、大家さん時代から
ここの地に根付いているのだとおもいますが
毎年増えていって群生しています。
うちだけではなく、ご近所の庭や畑にも同じような景色が多いので
それだけ気候があっているのでしょうね。
福井に来てから、桜とこのスイセンとで春を感じるようになりました。
ryu
2011-04-19
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季節
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タグ 春, 花

えむにの場合、新しいモノ作るきっかけはいろいろです。
自分達の生活が楽しくなる為にが一番多いのですが、
リクエストがある場合もあります。
リクエストの場合は自分達が知らなかったり、
普段あまり関わらない部分に関することも多くて
それに答える度に新しい事に出逢えるので結構楽しいのです。
今回も普段自分が作らないサイズの酒杯のリクエスト。
サイズと値段が決まってのことなので、
その中でどれだけ楽しいモノにできるかを試行錯誤していきます。
まずは紙面にアイデアをまとめてから試作に入ります。
実際作りながら変更を加えたり新しいアイデアが出て来たり、
紙面のモノよりも多めに作ることになります。
今回は写真にあるぐらいの試作で
だいたいの方向性が決まってきました。
つぎは同じ質のモノが出来るように作り方を整理します。
この過程で多少のデザイン変更があったりして、完成品へとなります。
なんか書くと大変そうですが、
新しいもの作る時はそれ以上に楽しいことも多くて
やっぱり好きですね。
そして「えむに」のアイテム数は増えていきます。
まだまだ作りたいモノは尽きませんねえ。。
ryu
ちょっとびっくりしたコト。
福島の原発事故、事故の経緯などはともかく、
その地域の方々のご心痛やご苦労は、
並大抵のものではないと容易に想像できます。
そして何か手助けできないものかと思うのが僕は当然と思っていますし
他の日本人も全てそう考えるものと思っていました。
それがね、「福島県民お断り」なんて掲げる
しんじられない事があるようです。
・読売オンライン4月9日の記事
⇒ http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110409-OYT1T00054.htm
怒りを通り越して、あきれてモノも言えません。
無知であることが理由なんかでなく、人間として何かが欠けています。
絶対こんなこと許されないと思います。
ちょっと前のニュースなので、
今はこんなことが少なくなっていることを願いますが。。
あまりにもヒドい「なんだそりゃ」な話しです。
ryu