金木犀の香る気持ちのいい季節になってきました。
来週10月2日(水)から始まる個展『glass atelier えむに 展』に向けて
「綾のシリーズ」も制作中。
このレースのように編んだような模様は、手で描くのではなく、白色の色ガラスを透明のガラスの中に組み込んだガラス棒をつくるところからスタートです。
このレース模様のガラス棒を切り揃え、鉄板の上に並べ、窯の中で焼きます。
そして、それを吹きガラスの竿に巻き取って、筒状にして、
この後、なじませて、口を閉じ球体にして吹いていきます。
そうして出来るレース模様。
最初の色ガラスとの組み合わせ方で様々な模様がうまれます。
小鉢と、ぐいのみを定番でつくっていますが、
レースの模様3種と数が揃っている状態はここ最近すくなったかも。。
今回の展示に持って行けるよう準備しました。
ゼヒ手にとってみてください。
myu
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先日吹いた「模様のグラール玉」
ポテッとした一輪挿しに仕上がりました。
厚みがあるので、手にとって覗き込むと愉しい感じです。
さて、今日はこちら。
広めにひらいたウツワにしたらどうかなあ、と思いながら彫った模様。
色ガラスは、最初のガラス生地を吹く際に内側につけた色です。
先日同様、こちらを吹き竿にピックアップ。
上から溶けたガラスを巻き、吹いて、カタチが整ったら、竿を入れ替えます。
それから、口元を焼いて、口をどんどんひらいて。
つくりたい角度までひらいて、ボウルやお皿のカタチにします。
黄緑色のグラールはお皿に仕上げました。
一緒に用意していた、ピンクやブルーのグラール玉も予定通り吹けてホッと一安心。
やっぱりグラール玉を吹く時のどきどき時間も愉しいなあ。
グラール以外のモノも勿論いろいろ吹いてますが、こちらの技法は下準備に手を加える時間が長いため、やっぱり思い入れが強くなるらしく、ついつい写真を撮る機会が多くなるみたいです、、w
さあ。個展まであと1週間。
制作は残り数日なので、明日もしっかり手を動かしていきます。
myu
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10月2日(木)から始まる個展のお知らせです。
いつも楽しい企画に呼んでくれます「うつわ謙心」さん。
企画展やイベントは、今まで様々な場所で、様々なテーマで行われてきましたが、
この秋は東京渋谷にあります「うつわ謙心」での初個展となります。
謙心さんとのお付き合いは2010年初冬から。
「えむに」が耐熱ガラスのウツワをつくっていたことがご縁で、
企画展にお声がけいただいたのがスタート。
耐熱モノを中心に、エスプレッソ、お抹茶、台湾茶、コーヒー、お鍋にココット、そしてお煎茶等々、この企画があったからこそ制作した、というカタチがどんどん増え、企画書が届くたびに新しいことにチャレンジをして、ひとつずつ成長させていただいた気がします。
これまでの企画展で沢山のご縁もいただきました。
今回、個展のお話をいただき
「どんな感じのモノを出そうかな」と謙心さんに相談した際
「個展は、お好きに、自由にやってください」とのお言葉。
ああ、これがもっとも嬉しくて、有難くって、もっともプレッシャー。笑
吹きガラスと耐熱ガラス、両方のガラス器
好きに、自由に、皆さまに楽しんでもらえるモノをいろいろ並べたいと思っています。
今回は順に二人とも会場に在廊させていただく予定ですので、
お近くにお越しの際には、是非ゼヒお立ち寄り下さいませ!
作家在廊:2日(木)・3日(金):水上竜太
4日(土)・5日(日):マエダミユキ
- 会期
- 2014.10.2(木)〜10.7(火)
- 開場
- 11:00〜20:00
- 最終日17:00まで
- 場所
- うつわ謙心
- 住所
- 東京都渋谷区渋谷2-3-4 2F
- URL
- 「うつわ謙心」さんのHP
楽しみに出かけられるようしっかり制作に励みます。
どうぞよろしくお願いいたします。
myu
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昨日のブログにも書いたように、今日から吹きガラス作業再開です。
新しい溶解ポットの中でキレイに溶けたガラス、さて初日は何を吹こうか。と思いつつ
次回の個展に向けて用意していた「模様のグラール玉」早速吹きました。
以前の吹き作業でつくっておいた、小さな卵のようなカタチに吹いたガラス玉の表面に、
高温エナメル(白色)を塗り、乾いた状態で、模様を削り彫ったものです。
電気炉の中で500度付近までゆっくり温めてから、作業に入ります。
吹きガラスの竿の先端に少しガラスを用意して
適度な温度で、グラール玉をピックアップ。
エナメルをしっかり焼き付けた後、
その玉の上に、1200度で溶けている水飴状のガラスを巻き取ってきます。
少しタイミングを間違うと、エナメルが消えてしまって模様が薄く見えなくなってしまったり、模様がずれてしまったり、といろいろリスクの高い作業なので、慎重に。。
何時間もかけて模様を彫った小さな玉をしっかり仕上げられるようドキドキの時間です。
道具を使い、カタチを整えながら吹いていきます。
温め直す窯の中で、模様がくるくる回っている様子を見れると、少しホッとします。
吹き終わって、底になる部分をつくったら、竿を入れ替えます。
温め直して、次は口元の仕上げ。
この時も模様がなるべくねじれないように気を遣いつつ。。
このグラール玉は、小さな一輪挿しに仕上げました。
仕上がったモノは徐冷炉(電気炉)に入れ、一晩ゆっくり時間をかけて常温まで冷まします。なので、出来上がったモノに直接触れられるのは明日になります。
さあ、どんな風になったかな。仕上がりが楽しみです。
myu
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この夏、レモネード&レモンスカッシュで我が家の喉を潤してくれたレモンエキスも、
先日のお客様にお出しした分で残り少し。
そろそろ温かい飲み物を用意した方がよいかな、と思うような風が吹きはじめました。
今年の9月はしっかり秋の気配ですね。
日中はすこし残暑が残る日もありますが、夏休みが終わった頃から、朝晩はとても気持ちの良い風が吹き、ちゃんと秋を感じられる有難い日々です。
先週末には、娘たちの運動会。
村のお祭りもあり、賑やかな行事の続く連休となりました。
どちらの日も朝から夕までで疲れは残りましたが、日和に恵まれて何より。
そして、ここ数日もまた良い空が続いています。
朝晩は、半袖では寒いくらい。
日没時間もぐっと早くなって、なんだかあっという間に秋も深まってしまいそう。。
毎日の制作に、ついバタバタした時間を送っていますが、
1日1日をしっかり丁寧に過ごしていきたいものです。
先日から温度上げしていた溶解炉の温度もトップまで上がり、ガラスの原料投入も終えて、
明日からいよいよ吹きガラス再開です。頑張ります。
myu
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お知らせが遅くなりました。
以前にご案内させていただいた、東京六本木ミッドタウン内にあります
『サントリー美術館ミュージアムショップでの出品のお知らせ』
夏の企画として、当初の予定では8月末までとお知らせしていましたが、
有難いことにご好評いただき、今月9月末までと期間延長になりました。
数は多くはないですが、
ショップに「えむに」のうつわや、画像のようなガラス箸など、
いろんなアイテムが並んでいますので、
お近くにお出かけの際にはゼヒお立ち寄り下さいませ。
引続きどうぞよろしくお願いいたします。
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秋晴れのお天気が続いています。
ご注文を受けていた「鳥のピアス」
お好みに応じて、金具の交換もさせていただいていますが
鳥のピアスは丸い輪っかタイプがお気に入り。
仕上がったモノを納品に&ちょっと一息。
今日は久々にryuと一緒に、県内越前市にある「gecko cafe」(ゲッコーカフェ)まで。
隔年で個展をさせていただいている馴染みの場所です。
オーナーのあねさんと、カウンターの常連さんとゆっくり時間。
本日から始まったこちらの展示も見たかったので、良いタイミングで来れました。
mukashiyaの徳井綾さんによる『アリの家』
gecko cafe がアリの家になっていました。
この空気感はこの空間に入ったヒトだけのものかも。
15日までの開催ですのでお近くの皆さまはゼヒ。
あねさん、ありがとう。
1時間ちょっとぐらいしか居られなかったけどやっぱり大事、リフレッシュ。
また伺います。
さてさて。えむにのガラス熔解炉、明日から火入れです。
ここから又がんばっていきます。10月の東京個展に向けて本格始動中!!
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東京馬喰町の「amco アムコ」さんで、本日から始まりました「福井・嶺北への旅」
12月末までの約4ヶ月という長めの期間展示になりますので、「えむに」からは、前半後半で少し作品を変え、この9月10月は吹きガラス制作でのうつわを出品しています。
波のうつわ
銀のぐい呑み
綾のぐい呑み
リボンの小鉢
うろこ雲の皿 などをお送りしました。
今回の期間、店頭には福井県嶺北地方の作家の作品の紹介だけではなく、福井を旅して目に触れた、この地ならではの美味しいモノなどもあわせてご紹介いただいているようです。
私も会期中どこかで遊びに行きたいなあと思っています。
お近くにお越しの際にはどうぞお立ち寄り下さいませ。
とても素敵な空間です。
今日の夕刻、工房から出た私の目に飛び込んで来た空。吸い込まれそうな雲でした。
秋が日に日に深まっていきますね。
こちらは昨夜の中秋の名月に引続き、今夜も月がキレイです。
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東京は馬喰町にある「amco アムコ」さんでの店頭展のお知らせです。
東京馬喰町にある「アムコ カルチャー&ジャーニー」さん1階店頭にて
今月9日から年末まで、福井県嶺北地方のモノづくり7人の作品をご紹介頂きます。
「えむに」からも数は多くないですが、まずは吹きガラスのうつわを出品。
(11月からの後期は、耐熱ガラス物もご紹介いただく予定です)
アムコさんは、全国を旅して、その地域の風土や暮らしを肌で感じ、
ゆっくりと丁寧に、東京の店舗でご紹介して下さるお店です。
今回も実際に、福井県嶺北地方にお越しになり、
作家の制作場所でヒトに会い、話しを聞き、モノに触れて、
そんな時間を小冊子にまとめて下さっています。
RND(リンド)第五話「嶺北への旅」
そして、期間中の10月末〜11月上旬には、
造形作家の「森石おまり」さんと、えむにの「マエダミユキ」との二人展も
同じ建物の2階ギャラリースペースで開催予定です。
(こちらは又詳細が決まりましたら記事をアップさせて頂きます)
とても雰囲気のある素敵なお店ですので、
お近くにお越しの際はゼヒお立ち寄り下さいませ!
【参加作家】
森石おまり(造形)
古木晶子(コアガラス)
タナカマナブ(陶)
近藤修康・早苗(陶)
服部泰美(陶)
武曽健一(陶)
えむに(ガラス)
- 会期
- 2014.09.9(Tue)〜12.26(Fri)
- 定休日
- 日、月、祝、不定休日(Shopページで事前にご確認下さい)
- 開場
- 12:00~19:00
- 場所
- アムコ カルチャー&ジャーニー
- 住所
- 東京都中央区日本橋馬喰町2-3-3
- お問合せ
- 050-3344-1399
- URL
- アムコ カルチャー&ジャーニーのHP
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先日1日(月)で終了しました、静岡伊勢丹で開催されていた「お茶をたのしむうつわ展」
沢山の方々との嬉しい出逢いに心から感謝申し上げます。
土日の在廊中に行われたワークショップの様子を少し。
30日(土)は「五感で楽しむ台湾茶」のワークショップ。
「茶心伝心」の斉藤さんがお茶淹れのために東京からいらっしゃってました。
いつもキレイなお茶席で楽しい会話を楽しませてくれる「茶心伝心」さん。
この日も満席のお茶席がとても和やかな雰囲気に包まれていました。
そして、翌日31日(日)は「抹茶を飲んでみよう・点ててみよう」のイベント。
裏千家の松井宗賀先生、青島宗智先生によるワークショップでは、お茶の葉を石臼でひくという体験もされていました。
ワークショップの様子はあまり写真が撮れなかったのですが、
お客様のイベントが終わったあとに、作家にもお菓子とお茶を振る舞って下さいました。
耐熱のガラス茶碗でお茶を点てている様子も撮らせてもらいました。
こうして実際にうつわを使っていただくと、いろいろと勉強になることが盛り沢山。
またしっかり頑張ってつくっていこうという想いになります。
29日(金)に開催された松島章恵先生による「天空の極上煎茶をすすり茶スタイルで」
こちらは残念ながら伺う前日だったので参加できなかったのですが、この日お茶を飲まれた方々、皆さん口を揃えて「とても良かった!美味しかった!」とおっしゃっていました。
煎茶、台湾茶、茶道、ワークショップはすべての回で満席御礼。
静岡のお茶文化の強さを改めて感じました。
そして、遠方からも沢山のお客様にお越し頂いていて、ほんとうに嬉しい出逢いがいっぱいでした。どうもどうもありがとうございました!
myu
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