フィオーレペンダントヘッド


バーナーワークでつくっているフィオーレペンダントヘッド。
これも作り方をよく聞かれるものですが、
コトバでは難しく、見るのが一番ということでご紹介を。

材料はガラス管です。まずはラッパ上に口を開きます。

内側に銀をフューミングしてから、クリアの棒でモヨウを乗せます。
アンバー色になっているのがフューミングされた色です。

*フューミング
高温の火で金属を蒸発させ、ガラスの表面にその金属をのせて着色することです

先端を良く焼いていきます。

縮んで穴が小さくなりました。

閉じそうです。

閉じました。
写真だとわかりにくいですが中の模様は立体的になっています。

そして作業棒(右のガラス棒)を付けて、
管から焼き切り離します。

よけいなガラスを取り去り、色ガラスを底の部分に載せます。

あとは形を整えて、紐通しを付けたら完成。

ガラスの焼いて縮む性質を利用してモヨウをつくるやり方で、
インサイドアウトと呼ばれてる作り方です。

以前に紹介した「花ウサギ」と似ている作り方です。
ご参考までに。

・「花ウサギの花」⇒ https://emuni.jp/blog/?p=1425

ryu

「中野幹子」さんの個展


今日はちょっと遠出して滋賀の長浜まで
「中野幹子」さんの個展を見に行ってきました。

僕は今春に東京で見る事ができましたが、
もともとは myu が大好きな作家さんです。

・「中野幹子」さんのHP⇒http://www.kanstable.com/

春に見た時とはまた違った絵柄や作品があってとても良かった。
何度みても楽しくて見入ってしまう。
myu も、じ〜っと見入って溜息混じりに「いいねぇ〜」。
来て良かった。

会場の「李の雲」(ときのくも)さんは
以前から一度行ってみたかったお店。

・「李の雲」HP⇒http://www.tokinokumo.com/

今回は「中野幹子」さんの個展が一番のお目当てでしたが、
常設に骨董や作家モノが並び、どれも感じ良く見ごたえありました。

横のレストラン(こっちがメインなのかな)でランチをいただき、
最後にもう一回みて早々に帰路につきました。

ちょっとが遠かったけど行けて本当に良かった。

中野さんの個展は7/17(日)まで。
11時〜18時。

ryu

「ガラスの器展」のお知らせ


この夏は出品させて頂く企画展が多くて
本当にありがたい事です。

今回のお知らせは地元福井県にあるギャラリー「クラフトizumi」さん
での企画展「ガラスの器展」です。

・えむにHP「ガラスの器展」詳細ページ
https://emuni.jp/news/1107_izumi.html

毎年恒例の夏のガラス展。
今年はえむにも含めて8名の作家さんが出品するようです。

お近くにお越しの際にはどうぞ宜しくお願い致します。

【会期】7/23〜8/7 
【時間】11:00〜18:30

【出品作家】
市川孝一 市川晶子 大森康子
glass atelier えむに かわなべかおり
鈴木洋史 柳下秀樹 山岡健輔

ryu

植木鉢


毎日暑くて夏がやってきた感じです。
我が家は古い家なので夏場は比較的涼しいのですが、
それも午前中の話。午後はやっぱり暑いです。

せめてなんか涼しい感じを求めて、植木を全開の窓際へ。 
なんかいいです。

この鉢、お付き合いのある方に植えて頂いたもの。
その道のプロの方なので、流石にかっこいい。
お気に入りの鉢なのです。

おかげで昼の梱包作業、気持ちだけでも涼しくできました。
汗はスゴかったですけどね。

さて、今日は涼しい夜にバーナー作業。
やっぱり効率が良いです。
まだ少しやりますかね〜。

ryu

ちまちま


僕の金沢出張中の朝食はシリアルが多くて、
特にフルーツグラノーラが好きだったりします。

残った分を持ち帰ると、子供達のおやつになったりする事もしばしば。
これもそんな時の一枚ですが、なにしてるかと言うと、
フルーツ部分だけをちまちまスプーンに取り分けてるのです。

長女曰く「後で食べる」。わかるけどね〜。
彼女は牛乳かけないで食べるのが好きなようですが、
これをしたいが為かもしれません。

牛乳かけて全部一緒に口にほおばるのが美味しいと思うけど、
子供には通じない意見なんだろうなあ。

ryu

「抹茶をたのしむうつわ展」にむけて

ここ北陸も梅雨明けのもよう。
あんまり暑いんで、午後は子供達のプール遊びに乱入してました。

さて来週から始まる企画展へ向けての梱包発送作業です。

・「抹茶をたのしむうつわ展」詳細ページ⇒https://emuni.jp/news/1107_kenshin.html

と、その前に新作の写真撮ってありますので
一足お先に一部ご紹介を。

蓋付きの菓子器で、本体は透明還元色でぎらっと。
蓋はクリアですが表面処理でおぼろげに。
全体的に涼しげ〜。

こちらは色違い。
本体がクリアで底を処理しておぼろげに。
蓋は不透明黒で、ちょっとシックに。
蓋してある時の中身が見えない状態と
開けた時の爽やかさの差が楽しい。

これらの形が1人で作るには難しく
myu に5年ぶりぐらいに手伝ってもらいました。

最後は myu の絵つけもの。
半透明の器の内側越しに見るモヨウは
影絵の様な雰囲気がして妖し可愛し。

期間:7/14(木)〜7/19(火)
会場:酢飯屋水道ギャラリー

どうぞ宜しくお願い致します。

ryu

ラインビアマグ


ビールっぽいでしょ。
でも最近はもっぱらノンアルコール。
平たく言ったらちょっと値段高めのジュースです。

ビール飲むとよけい暑くなるし、
金沢からの帰り道もこれなら飲みながら帰っても問題ないし。

というわけで、最近ハマってます。

写真のラインビアマグは350を注ぎきった状態。
泡とのバランスもいい感じです。

薄づくりなので口当たりも良し。
軽くて飲み物そのものを持ってる感じもして面白し。

夏場はこれぐらい大きめのグラスでぐびぐび。
昼の水分補給や、もちろん本当のビールにも。

いいですよ〜。

ryu

たなばた会


今日は七夕。
子供の通う保育所ではたなばた会がありました。

先生達の劇と子供達の歌など短い時間ながらも楽しい時間。

つい笑ってしまったのが、先生達の劇でのこと。
神様役の先生が織姫と牛飼いを引き離すシーンの
迫力ある演技が怖かったのか小さな子達が一斉に泣きだします。
本当にタイミングばっちりに泣き出したので
そんなシーンでないのに、つい笑っちゃいました。

大きな子達は全然楽しそうだったし、
小さな子達は先生がいじめられてると思ったのかな。
なんか泣いちゃう可愛さに、とてもほんわりしました。

それにしても先生達って、
折り紙やら工作やら、ピアノ弾いたり歌ったり
そして、しつけやら教育やら。。おまけに劇まで。

ほんとにスゴい。 
いつもありがとうございます。

ryu

瓶の窓


「myu」 の新作「コトバ 瓶の窓」。
小さなペーパーウェイトです。

今週末から始まる「ペーパーウェイト展」に出品いたします。
僕が myu の指示のもと生地をつくり myu が絵つけをしています。

・「ペーパーウェイト展」の詳細ページ
⇒ https://emuni.jp/news/1107_sumito.html

この生地はバーナーワーク技法で作っているので、
制作中は真横で机並べて作業している myu にその都度チェックを貰い、
僕も緊張しながら最後の仕上げまでもっていきます。

チェックは本当に厳しいので、正直たまにイラッとくる時もありますが、
「いいものを」という気持ちは一緒なので、
集中して最後まで取り組んでいます。

生地の後の myu の絵つけは言うまでもなくです。

この作品を手に取って
「わあ!」なんて感じて頂ければ myu 共々最高です。

ryu

何年ぶり?のグラール玉


これ、ガラスをつくる人達の呼び方なのでしょうか。
「グラール玉」って言います。通称「グラ玉」
吹きガラスで、卵形に吹いた玉を一度冷まし、それに細工をして、
もう一度この上にガラスを巻き取る為に用意するもの。

私がグラールをつくる時は、ガラスの間に模様をサンドイッチしたい時。
卵形の生地に高温の白いエナメルを全面塗り、乾いたらそれを削る。
ひたすら削る。
そんな作業に時間をかけています。
これが自分のいい時間なのです。

でも、このグラ玉、なかなか手間のかかる作業で。。
実は子供を産んで、吹き場作業をryuに頼むようになってからは
しばらく封印?してたんです。

例えば、5時間かけて模様を彫ったグラ玉でも、
吹き場でもう一度吹き竿につけて、
上にガラスを巻いた時に失敗してしまうことだってある。
そんなプレッシャーの多い技法だから、
近年はしばらくお休みしてました。

母になってからのエナメル仕事は
カタチを仕上げたガラス生地の表面に、
低温のエナメルを施し模様を入れること。
より細かいモヨウを残すことが可能だし、じっくり時間をかけられて
今の私にはぴったりの作業なのです。

今回、久しぶりに「グラ玉」を再開しようと思ったきっかけは、
昔つくったこの雰囲気の作品を気に入って下さった方から
新たに制作を頼まれた事。
先日、5年ぶりに吹きガラスの現場を体感して
そろそろ又あのタイプのモノもつくってみたいなあ。
と思っていたところだったので、ちょうどいいタイミングでした。

仕上げたグラール玉を電気炉にいれてゆっくり温めます。
急激な温度変化で割れないように、
550度付近まで2時間ほどかけて温度アップ。

吹き竿の先端につけます。
1200度の焼き戻しの窯で少しづつ焼いて
表面のエナメルをしっかり焼き付けます。
それからどろどろに溶けたガラスをこの上に巻く。
そして吹く。

今回のご注文のうつわは大鉢。
これは吹いて、今から高台部分のガラス種をつける前です。
(ベージュに見えるのはガラスの温度が高いから。冷めたら白色です。)
ホントはガラスを上に巻き取った時が一番キレイなのですが
作業途中すっかり夢中になってしまって、
あんまり写真を撮れませんでした。

でもなんとか形になり、無事仕上がりました。
今はまだ金沢の工房の徐冷炉(電気炉)のなかで
ゆっくり冷めていっている頃です。

久々のグラールもの。
出逢うのが待ち遠しい。

myu

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