「おじちゃん」というのは、我が家の実家での祖父の呼び名。
小さい頃から「おじいちゃん」ではなく、ずっとそう呼んでいた。
その祖父が他界しました。
享年100歳。
明治の最後の年うまれで、大正、昭和、平成と生きてきたおじちゃん。
3ヶ月前までは、元気に家で大好きなご飯をもりもりと食べていました。
年末に骨折して入院。
最後の時が病院のベットの上だったのはちょっと残念だったけど
ほんとうにほんとうに大往生。
ありがとう。がいっぱいのお別れでした。
亡くなった日の夜には実家に戻った祖父。
近い人達が続々とお悔やみにいらしてくれました。
そして、次の日のお昼過ぎ、
髭を剃り、身体をキレイに拭いてもらい、
真っ白な着物に袖を通した祖父。
温かな日差しをあびている真っ白な棺。
沢山の人たちに見守られている祖父をみていると
「先日被災した人達がいるなかで… 」と
無事に葬儀をあげられることを心から感謝しました。
まわりの人達も同じような事を口にしてました。
きっとおじちゃんも
ありがたや、ありがたや、と言って手をあわせてる。
そんな様子が目に浮かぶ。
お経をあげてくれたお寺さんのお話の中にも
喪主をつとめた父の話の中にも
今回の大きな地震津波の被災者の方々への想いが詰まっていた。
いい葬儀でした。
100歳。
100年ってすごいなあ。
おじちゃん、よかったね。
おじちゃん、ありがとう。
今年はなかなか咲かなかった実家の紅梅も
昨日ようやく花開きました。
血が繋がって、家族が増えて、
これってとっても大事なこと。
そして、なんかとってもいいものだなあと改めて感じた日々でした。
myu
日中は少し暖かい日も増えて来ましたが
まだまだぶるっとする時間が多くて、
あったかいものが食べたくなります。
myu の野菜スープは子供達にも人気の一品。
サツマイモが入っているのがポイントです。
優しい野菜の甘さが、とっても美味しくてほんわり。
耐熱ガラスのスープボウルに入れて食すと、またいい感じです。
グラタンにも良かったけど、透明なスープにも似合います。
そろそろ寒いのも飽きてきて早く暖かくなって欲しいですが、
このスープはもう少し食べたいなあ。
ryu
4月8日(金)〜10(日)の3日間、
東京は南青山にある「ふくい南青山291」にて
福井のモノづくり仲間と合同でイベントを開催します。
昨年に引きつづき2回目で、今回は
松井勝彦さん(陶)、長田和也さん(和紙)、
山岸厚夫さん(漆)、glass atelier えむに(ガラス)に
福井で生まれ育った文房流のお花、お茶をコラボレーション。
作り手がそれぞれのブースで作品を展示、販売いたします。
加えてそれぞれが小さなワークショップも企画しています。
詳しい情報は福時特設サイトをご覧下さい。
・「福時」特設サイト ⇒ http://sites.google.com/site/fukudoki/
お越しいただいた方には文房流の煎茶を無料でお楽しみ頂きつつ、
丁寧に作られているモノに触れて頂き、
福井のゆったりとした時間「福井時間」を
いろんな方と共有したいという思いで企画しました。
3日間と短い期間ですが、期間中は僕が常駐しています。
お近くにお越しの際にはお立ち寄り頂けたら幸いです。
ryu
昨日で作品展も終了し、何となくひとくぎり。
のんびりペースな一日。
今日は持って帰って来たガラスたちを
次のイベントに向けて整理していました。
と同時にお礼状やDMの発送準備、出品リストの作成等々。。
うちのような夫婦自営業ガラス屋は
ガラスを作る以外にもやることがたくさん。
まあ、いろんな仕事を楽しんでます。
そんな仕事の合間に何かみて刺激を受けたり
作るモノを考えたり浮かんだり。
そして、作って、使って、また作って。
一生こんなペースで進み続けられるよう
僕は日々を懸命に過ごしてるのだと思います。
ryu
2週間ちょっとの期間でした「えむにのふたりガラス展」も
本日で終了いたしました。
テーマであったお花も、毎週生け替えして、
当初考えていたように春いっぱいの雰囲気で
お客様をお迎えできたのではないかと思っております。
私達もこんなにたくさんお花を飾ったのは初めてでしたので
いろいろと得ることも多くてとても楽しかったです。
お越しいただいたたくさんの皆様
本当にありがとうございました!
思えば初日は震災の次の日で
どうしたらいいのか、作品展を続けていいのかと
二人で日々考えることが多かったです。
結局は僕たちが元気を出していかないと
何も始まらないし進めないという考えに至り
日々いつも以上に頑張り、そして手助けできる時がきたら
その時に出来ることをしようと決めました。
そして、まずは義援金という形で協力させてもらいました。
また来週末には東京の南青山で福井のものづくり仲間と
一緒に「福時」というイベントを予定通り開催します。
この時のワークショプの売上を全額義援金にしようと
メンバー一致で決めました。
「福時」特設サイト ⇒ http://sites.google.com/site/fukudoki/
被災された方にはまだまだご苦労が多く大変なことと思いますが
私達が活動することで少しでも何かのお役に立てればと
心より願っております。
明日の笑顔のために。
ryu
さあもう明日一日となりました「えむにのふたりガラス展」。
今回DMに使った花器の白い色はエナメル絵つけで着色してあります。他に同じように白く着色した花器も数点出品しています。
この白い色、よく見るとそれぞれ違った雰囲気にしてあります。雲のようにふんわりだったり、風がふいたようにさーっとしてたり。。中が少し透けて見えるぐらいの濃さなので、あるお客様から「和紙をはったよう」なんてお言葉も頂きました。言われてみれば確かに。
自分ではなかなか気づかない目線で感想を頂けるのも、
お客様とのコミュニケーションの楽しみの一つ。
普段こもっていると、人とのコミュニケーションが薄くなりがちなので
生の声を聞ける機会は本当に楽しくてためになることばかりです。
明日は僕がお店番していますので、
お時間ありましたら、よろしくどうぞ。
ryu
昨年6月の作品展「ヘキデコ」のメインとも言える作品。
会場の入り口にある外からも見えるショーケースの様な空間をデコレーションしてみました。
晴れている日は外の光をあびて、きらきらっと。やっぱり自然光が似合う。
この作品はボタンをイメージした円盤に絵つけをして、針金で作った金具で一枚づつ引っ掛けてあります。なので場所にあわせて、組み合わせを変えたり長さを変えたり。けっこう遊べます。
「えむにのふたりガラス展」もあと2日。
明日は myu が午前中からお店番に行きます。
お花も少し新しくして
一人でもたくさんの方に春の色、香りを感じて頂き
暖かな気持ちになって頂けたら嬉しいなあ。
ryu
お彼岸過ぎたのにまだこの寒さ。
昼には吹雪いたときもありました。
びっくりです。
子供を2人とも保育所にいれて、もうすぐ一年。
子育てから開放される時間が増えて
myu もいろいろと作れるようになりました。
形をつくることまではまだ出来ないので、その分絵つけに没頭。
すこしづつですが確実に前に進めていると僕は思っています。
写真の作品も今回の新作。
栓付きの花挿しとなります。
こういう物作るとき僕はせっせと生地屋さん。
最近はもっぱら厚みのある生地をリクエストされます。
表と裏と中といろいろ絵面が重なり合ったり歪んだり
表面に描いた模様がいろんな表情で見えて来るように。
お花を挿しても邪魔をしないほどの絵つけと、
栓をしたときの可愛さ。
myu のセンスが光ります。
いいよねえ。これ。
僕は myu の一番のファンなのです。
ryu
「えむにのふたりガラス展」もあと4日。ブログではまだまだ紹介できていないものも沢山ありますが、まあできる範囲で。
写真はリボンシリーズのボトル。タイトル通りリボンで飾ってあるようなイメージの模様。展示ではモンステラを挿して花器として使ってみました。
リボンシリーズは2年程前から作っていて、好きなシリーズの一つ。色ガラスを細い棒に引き延ばした物を作っておいて、本体を作る時に表面に並べて溶着して模様にしています。
他にお皿や蓋物もありますが、
ボトルタイプは決まった形がないので1個1個違い、
けっこう遊んで自由につくってます。
ホントはもっとたくさん並べてみたいのですが、
1人で作るには、この形体力的にちょっとしんどい。。
なのであんまり沢山は作れていないのです。
もっと前から作って貯めておかないとダメですね。
ryu
今日も一日作業。
えむにを始めてから作り続けている
定番「ビッツカップ」を作っていました。
耐熱ガラスを材料にしてバーナーで加工していくやり方で、
バーナーブローなんていわれることも。
ちょいと一連の作業を写真でご紹介します。
まず材料のガラス管の両端を引っ張って
こんな形にします。息を吹き込めるように片方の細くなった管に穴を空けておきます。
ひっぱって細くなった部分と太い部分の境目をくくって、使う位置を決めます。
くくった間の太い部分を温め息を吹き込み膨らまします。その後、伸ばしたり縮めたりして作りたい形に仕上げます。
細いガラス棒を使ってひとつひとつ表面のぽつぽつをつけていきます。
底にする方の棒を焼き取り、足をつけていきます。
ちょっと太めのガラス棒を使います。
こんな感じになりました。
底に再びガラス棒をつけて、今度は反対側の棒をくくりからわり落とし穴を空けます。
少し広げて、口縁部分の色になる色ガラスを一周巻き付けます。
温めて道具を使って穴を広げていきます。
(道具は映っていません。。)
最後に口を外に広げて形が完成。この後底についてるガラス棒を焼き取り、徐冷の窯に入れて終わりです。
写真ちょっと小さかったかもしれません。
すいません。。
また今度違う物もご紹介します。
ryu